2011年7月9日土曜日

【新人OLと仲良くなれる8つの方法】(01) 「いつも楽しませてくれてありがとう」

六本木で8年間、ホステスをしていました。初めまして。恋愛心理セラピストの渡辺紀子と申します。その間、出会った男性は5000人以上。親子ほど年の離れた男女がどうやって仲良くなるか。ホステス時代の経験を生かし、お役にたてればと思っています。

私はサバサバとしたおっさんキャラ。そこに愛嬌を感じてくださったオジサマ方に、ひいきにしてもらいましたが、店には、いろいろなタイプのお客さまがいらっしゃいます。もちろん、モテる男性もいれば、モテない男性もいます。フトコロ? 大盤振る舞いをしなくても、ホステスと恋愛関係になるお客さまがいるんです。

IT関係の仕事をしていた30代後半のAさんは、よく上司に連れられて来ていました。たまに上司が中座して、私と2人きりになると「いつも上司を立てて、楽しませてくれてありがとう」「この仕事って、大変だよね。俺には気を使わなくていいから」と、笑顔を浮かべてくれました。

女は、こういう小さな心遣いに弱いんです。自分が認めてもらえたような気分になれるんです。ホステスはお客さまの愚痴を聞くのも大事な仕事ですが、私はAさんが、「自分はもう年だから」とか「不景気だから」と愚痴っているところも、見たことがありません。Aさんはきっと、職場の女性にも人気があったと思いますよ。若い女性は“男の言い訳”に敏感ですから。

誰だって落ち込むことはあります。でも、モテたいのなら、自分を奮い立たせてください。


☆わたなべ・のりこ 10代で水商売の世界へ。さまざまな恋愛や人間関係の経験をもとにセラピストとして独立。現在は恋愛、結婚、夫婦問題のカウンセリングや講演などを行う。公式ブログhttp://ameblo.jp/liberation-heart/


~日刊ゲンダイ 2011年4月6日付掲載~