2011年7月9日土曜日

【新人OLと仲良くなれる8つの方法】(02) 「今のうちに直しておきなさい」

平成生まれの彼女たちは、「昭和生まれのオトーサン上司」が大の苦手。就職難を勝ち抜き、入社したシッカリ者とはいえ、相手は親子ほど年が離れた男性です。思春期の思い出がよみがえり、いきなり「ばっちぃオヤジ」と嫌悪感を抱いてしまう恐れも。私も高校生の頃はそうでした(笑)。

そうならないためにも、とりあえずランチに誘いましょう。どんな店がいい? パスタメニューのある店は“安全パイ”だと思います。パスタが嫌いな女のコはそうはいませんし、皆さんが、若者のつたないお箸の使い方にイライラする心配もありません。ランチに誘うだけでも、これから一緒に働いていく仲間として「君に関心がある」ということをアピールできます。上から目線にならず、歩み寄ってあげてください。

以前、50代のお客さまにフレンチをごちそうしていただいたことがあります。当時の私は恥ずかしながら、フォークとナイフの使い方が分かっていなかった。で、お客さまは、こう優しく指摘してくださったのです。「今のうちに直しておきなさい。他のお客さんと食事に行った時、きれいに使えていたら印象もアップするよ」。グッときました。そして、何より私のためを思って言ってくれているのが分かったのです。

「なんだ、こんなことも知らないのか!?」なんて、ただバカにされていたら、傷ついていたでしょう。私の場合はフォークとナイフでしたが、お箸だって同じ。部下のOLのためを思ってアドバイスすれば、喜んで聞き入れると思います。


☆わたなべ・のりこ 10代で水商売の世界へ。さまざまな恋愛や人間関係の経験をもとにセラピストとして独立。現在は恋愛、結婚、夫婦問題のカウンセリングや講演などを行う。公式ブログhttp://ameblo.jp/liberation-heart/


~日刊ゲンダイ 2011年4月13日付掲載~